そのような中、米アラバマ州トロイ大学では、同大学の抱える1万1千人のオンライン受講生に対して、自宅に試験監督用のウェブカメラを設置することで、オンライン試験を実施しようとしている。
このオンライン試験監督用ウェブカメラは米マサチューセッツ州ケンブリッジを拠点とするSoftware Secureが開発したもので、オンライン試験者のコンピュータと接続することで、テスト受験中に他のプログラムの走行を不可能にさせ、受験者がPC中の他のファイル、プログラムにアクセスすることを防止する。また替え玉防止のために指紋認証システムも取り込んでいるという。
最新型の小型ウェブカメラでは、カメラとマイクロフォンが内蔵されており、反射ボールを通して学生の受験態度を360度回転して監視することができるようになっている。
試験が開始されると同時に、受験者のPCに接続されたウェブカメラが映像と音声を記録し、試験中に受験者が異常行動を起こさないか監視体勢に入る。
この最新型試験監督カメラ開発者らによると、まだ現段階では、ウェブカメラはカンニングを完全に防止するには、完全には機能しないことを認めている。しかし同様に人間の試験監督官も完全であるとは言い切れないのも事実である。
トロイ大学大学院生らは、今秋の試験から最新型試験監督用ウェブカメラの使用を開始し、このウェブカメラ購入に125ドルを費やすことになる予定であるという。Software Secure社は現在その他オンラインプログラムを提供する教育機関にも導入の検討を進めているという。
米オンライン学習提供団体で、オンライン学習環境を調査しているThe Sloan Consortiumの調査によると、2005年秋の段階で、全米で320万人ものオンライン受講生が存在しており、その後も増加傾向にあるという。