米マイクロソフトが、同社の新OS「Windows Vista(ビスタ))」のハードドライブ検索機能「インスタントサーチ」に変更を加えることを計画している。米グーグルからの独占禁止法に関する申し立てに対処した格好だ。19日発行された米司法省の報告書で明らかになった。
グーグルは4月、49ページに及ぶ文書を司法省に提出し、ビスタのデスクトップ検索ツールは、グーグルがフリーで提供しているソフトを含めた競合プログラムの動作速度を低下させること、また、ユーザーがマイクロソフトのプログラムの機能を止める方法を知るのが難しいということを主張した。
マイクロソフトは当初申し立てを否定し、規制当局はビスタの発売前にプログラムの検証を行ったと述べた。しかし、同社ジェネラル・カウンセルのブラッド・スミス氏は先週のインタビューで、同社には必要ならば修正を施す意思があると述べていた。
報告書によると、マイクロソフトは、非マイクロソフト製のデスクトップ検索プログラムをユーザーがこれまでよりも明確に選択することができるようにするという。これによって、ユーザーやメーカーは、グーグルデスクトップのような非マイクロソフト製のプログラムを既定の検索プログラムとして設定できるようになる。同社はまた、スタートメニューから代替となるプログラムへのリンクも追加するという。
現在のビスタでは、文書の閲覧や、コントロールパネルへのアクセス、その他のシステム関連の処理を行った場合に検索用のボックスがウィンドウ右上部に現れる。この仕様は変更されず、検索ボックスはマイクロソフトの検索エンジンを今後も使用する予定であるが、マイクロソフトは新たに既定のデスクトップ検索プログラムへのリンクを付加する。
ビスタの「インスタントサーチ」が競合製品の動作速度を低下させるとの主張に対しては、マイクロソフトは競合企業にパフォーマンスを最適化するための技術的な情報を提供することに合意した。
同社によると、今回の変更はビスタの初回サービスパックで有効になるという。サービスパック1は今年末のリリースが予定されている。